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帰って来ました。

何だか今は真っ白けです。
言葉が上手くまとまりません。(いつもだけど・・・)

劇場周辺に着くと白い衣裳の人が一杯で、私は一人だけど、ここにいるみんなが
オサさんを大好きなんだと思ったら嬉しくて仕方が無かった(笑)
その気持ちは劇場の後方席で、前に座る真っ白のファンの人達を見ながら
今日1日ずーっと感じていた。

舞台が始まった瞬間、何だかデジャヴの様な不思議な感覚に襲われた。

“何故今私はここにいて、またこのお芝居を観ているんだろう?”

今日が最後!という気持ちが席に座った途端無くなってしまった。
芝居もどちらかというと、いつもの千秋楽という感じで楽しい和やかな雰囲気。
これは完全に東京公演を見ていなかった私だからそう思ったのかもしれない。

ただ、オサさんが本当に痩せてしまって小さくなっていて・・・
あぁ燃焼しつくしたんだなーと・・・

アドリブなのか、東京バージョンなのか私にはわからない箇所も色々あったけど、
雪だるまの所でいつもは「大変だな」って言う台詞が「そっくりだな」だったのは
完全なアドリブですよね、オサさん?(笑)

シモンと決裂後の銀橋の歌はさすがに熱がこもっていて、うるっと来てしまった。

ジョジョ最後の「アデュー!」は、いつもの少し溜めた感じではなく、
「あばよっ!」ってぐらい潔い感じで清々しくて思わず涙が引っ込んだ(笑)

ショーも最後って感じじゃなくいつも通りの感じで、宝塚の最後の方ではキンバラさんとか照明とか凄い事になっていたんだけど、それもなくて本当に普通なんだけど、オサさんがとにかくただひたすら“無”という感じで必死に踊って歌っていて・・・
本当に“無”って感じに見えたんです。
そしたら、最後の記者会見でもそんな事おっしゃっていて・・・
でもやっぱりショーでもどこか遠くから見ている自分がいて泣けなくて・・・

そして、サヨナラショー。
「世界の終わりの夜に」、オサさんが凄く綺麗で見とれてしまった。
そしてオサさんが客席(のペンライト)を見て愛しそうにしている表情が
何ともいえない表情で私の涙腺もジワジワやばくなり始めたのだけど、
何故かその後の明るめの「夢を紡いで」から涙がドバーっと流れ出し、
オサさんがいないにもかかわらず「アプローズタカラヅカ」でさらに涙が溢れて・・・
なんだろう。送る私の気持ちと舞台の花組の送る人達の気持ちがリンクしたような
・・・そんな感じで。涙が止まらない。
「黒いワシ」これを最後に生で聞けて心底幸せ。
「新世界」のみんなのコーラスにまた涙、涙。
最後にまた、薔薇を束でドサッと放り投げるオサちゃん(笑)

最後の大階段挨拶。としこさんの挨拶が素敵でした。
オサさんはやっぱり、一つ一つ言葉を選んで愛一杯の言葉をみんなにくれた。
何度ものカーテンコールで、やっぱり不器用な言葉だったけど、
最後まで心のこもった言葉でファンにとっては最高のプレゼントだったと思う。
感謝とお疲れ様という気持ちで一杯になった。
悲しいとか寂しいという気持ちは一つも無かった。
きよみちゃんの「アデュー」に退団者みんなもそれぞれ「アデュー」(笑・涙)
立さんがとてもとても丁寧に花組のみんなに感謝の言葉をのべられていて
本当に素晴らしい方だなーと思った。立さんへの拍手の大きさに宝塚にとって
どれ程大きな存在だったか、そしてファンの暖かさに感動した。
〆はオサさんが、もの凄く男前に「アデュー」。

最後のオサさんの姿をこの目で見られたことは本当に心から嬉しかったけど
正直に言うと、やっぱり私のサヨナラはあの日の大劇場だったんだなーと思った。
そう思いながら、外で待つ大勢のファンの皆さんの姿を目に焼き付けて
やはり出は見ずに劇場を後にした。

オサさん本当に今日までお疲れ様でした。
幸せを一杯ありがとうございます。
大好きです。
あなたに出会えて良かった。
また会える日を心から楽しみしています。
それまでどうかどうかお元気で。

そしてオサさんファンの皆様、
しばらくは放心の日々だとは思いますが
オサさんが心から愛した宝塚を、花組を
これからも観ていきましょう!
名古屋で、大劇場でお会いしましょう。
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by glikoma | 2007-12-24 23:59 | 花組

行ってきます。

何だか凄くドキドキしてきた。
一人で東京観劇は初めて。というか、東京観劇自体2度目。
それもオサさんラストデイ。
今は悲しいとか、寂しいという思いは湧き起こってこない。
ただ、ドキドキしている。

『A-“R”ex』2回目。
言葉、言葉、言葉のシャワー。
視覚中心で観ていた時には感じなかったその言葉の美しさが今日は心地よかった。
演じる人達に、その言葉が染みこんでさらに言葉が美しく磨かれる。
意味は?何が言いたいの?
そんな事は考えず、ただただその言葉の美しさに酔うのが楽しかった。
そして、これは宝塚。
その美しい言葉を紡ぎ出す人達自身がまた美しい夢のような世界。
後1回、マイ楽を観たらまた感想を書きたい。
千秋楽、ショーがあるとの噂・・・見たい〜〜

さぁ、東京行きの準備をせねば。
明日は晴れるようですね。良かった。入り待ちのみなさんがんばって〜
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by glikoma | 2007-12-23 22:20 | 宝塚

全てには終わりがある。『HOLLYWOOD LOVER』

美しい色に覆われたサンセットの海。
その色に染まるタバコの紫煙が揺らめくなか、立ち尽くすローズの後ろ姿。

美しいぃぃーーーー

あいちゃんローズが美しすぎる。
美しすぎて、それが哀しくて、その姿だけで涙が出てくる。
そのローズが言う。

“全てには終わりがある。それに向かって動き続けるだけ。”

2度目の『HOLLYWOOD LOVER』 観劇。
2度目だけに、ローズのその言葉が余りにも哀しい。

たびたび、あいちゃんローズが伏し目がちに、下へ逸らす目線が哀しくて美しい。
大きな舞台で、あの目の動きだけでローズの哀しさや大女優としての
気品が伝わる。

そして、ダンスシーンでほんの一瞬見せるマーガレットのステファーノへの
切ない表情。優しい夫、可愛い子供に囲まれた彼女が見せる過去の痛み。

ステファーノとダンスをするモニカの辛い表情。既に、いや最初から自分の元には
無かったステファーノの心、今自分と踊っているのに彼の心はここにはない。
みんな誰かが誰かを想っているのに、なんて切ないんだろう。
そしてその切なさが美しくて哀しい。

そして、一番美しいと思ったシーン。

電話をする二人。後ろに広がる赤い赤いシチリアの海。
このシーンの美しさに涙が出る。
“もう誰かを羨んだりしない。”
そう言うローズが美しくて涙が出る。
全てを手にしているかのようなローズ。その中にいる本当の“ローラ”は
ずっと誰かを羨む人生だったのだ。

あぴさん(by越リュウ様)リチャードが投げ捨てる栄光。(あれはトロフィー?)
ただローズだけが、母の愛情だけが欲しかった。それだけが。
それが砕け散る瞬間。あれはその砕け散る音で無ければならない。
なのに、金物を投げ捨てているのに“ボスッ”と下に敷いているだろうマットの
鈍い音が響いてとてもまぬけ・・・効果音なり付けて欲しかった。
あぴさんの演技に、心がきしんでいるのが伝わるだけに勿体ない。

演技は全部が激しすぎて単調なので、最後のローズとのやり取りだけでも
極力抑えて抑えていくほうが、よりリチャードの哀しさが伝わるような気がする。
リチャードの内面は哀れで子供のままだけど、外見上は立派な大人で映画界の寵児という風格、落ち着きが出ればもっと凄いキャラクターになるんじゃないかと思うと非常に惜しいのだ。常に冷静なリチャードが時折見せる激情・・・という方がグッとくる。

リチャードあぴさんの歌がいい。
そして暗闇から現れるステファーノ。二人の歌に心が揺さぶられる。
(自分がゆうひさんの声が好きなことに初めて気が付く・・・)
二人の間に現れる真っ赤なドレスのローズ。このシーンも息を呑む程美しい。

リチャードが欲しかったものが何かは明白だ。
では、どうしたかったのか。
レイは言う。“全てはお心のままに。”
レイはリチャードの心をどう受け取ったのか。そして何をしたのか。

全ては謎のまま。
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by glikoma | 2007-12-23 06:59 | 宝塚

虫の知らせ?

昨日つらつら専科のお姉さまのことなど書いていたら・・・

・・・まりえったさん退団。


えええええーーーーーーーーーーっ!

家政婦協会はどうなるのぉぉぉーーーーーーーーっ!

未来の色っぽい(今でもだけど)おじさま専科と楽しみにしていたのに。

宙組はどうなってしまうのじゃろ。

月バウの感想書こうと思ったのに・・・ショックで・・・。

いやぁぁーーー。
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by glikoma | 2007-12-22 22:52 | 宝塚

専科のお姉さまへ。

私のブログはカウンターというものが付いているのか、付けられるのかも
わからないんですが、取りあえず日(曜日)ごとに来られる方の人数だけは
わかるようになっている。それが週事に更新されていく。
ので、週に一度はチェックしている。平均して○○名ほど(笑)なんですが、
週末を除くとダントツに水曜だけ多い。
みなさん、この日は暇ってことですか?(笑)
いえ、宝塚を好きな人が見に来てくれているんだなと実感して嬉しくなる。
日ごと宝塚愛がつのる日々なので、自分と同じように宝塚を愛している人が
いるんだなーと思うだけで幸せな気持ちになれる。

さて、そんな私もほんの数年前まではピュアな初心者。
その初感想がこのブログ始めにも書いた、以下の内容。

・綺麗!格好いい!←(真飛)さすが宝塚のトップ(笑)さんだー
・少女漫画みたい(良い意味で)
・えっ?着物にヒールのブーツ?(笑)
・なんじゃこのギャグは…これは、いらんなー(笑)
・終わりの挨拶が内輪過ぎる。専科、演出家の○○さんて誰?(笑)

これについて、今の心境を。

・綺麗!格好いい!←(真飛)さすが宝塚のトップ(笑)さんだー

最初からこう思えたのだから、はまるのは当然である。
でも、まとぶんはトップじゃなかった(笑)。しかもまだ星組。
そのまとぶんがもうすぐ花組のトップになる。感慨深い。

・少女漫画みたい(良い意味で)

少女漫画読みは必ずはまる要素がある。漫画誌にバンバン広告載せればいいのに。
少しタイアップめいた事はしているけど・・・ぬるい。
もう少し低年齢層ターゲットでもいいかも。未来のジェンヌ確保の為にも。

・えっ?着物にヒールのブーツ?(笑)

今や全くもって、無問題。むしろ格好いい。
スターブーツが無いヅカなんて考えられない(笑)

・なんじゃこのギャグは…これは、いらんなー(笑)

よしもとの国在住ですから、なまぬるいギャグには寛容ではない。
でも、このぬるいギャグが無い・・・以下同。

・終わりの挨拶が内輪過ぎる。専科、演出家の○○さんて誰?(笑)

演出家さんは今や、オギーとかハリーとか景子先生とかまるで身内呼ばわりの自分。
そして、専科のお姉さま!

当時は、専科の存在の意味すらわからなかった。
ずーっと、非ヅカ舞台を見ていたので、年齢の高い方が舞台にいるのは、
何の違和感も無かった。しかもその人達が芸達者ともなれば、その存在の大きさは言わずもがなである。ショーはともかく芝居においては不可欠だ。

ヅカの魅力は、団員を生徒と呼ぶそのアマチュア精神にあると言ってもいいと思う。
学芸会と揶揄されることもあるけど、学芸会結構、その一生懸命さ
ハツラツとした若さ団結力、それがヅカの魅力だから。
時には、稚拙さすら魅力という恐ろしい軍団なのである。
でも、そこは高いお金を払って見に行くのだから芝居を観たという満足感も欲しくなる。そこで芝居にピリリとスパイスを効かす専科のお姉さま方の出番。
もちろん、各組でがんばる上級生のお姉さま方も。
脇無くして真ん中は無いのだ。

今その専科の存在が危ぶまれている。
多くのお姉さま方が芸術家にあるまじき“定年”という名のリストラをされている。
そりゃ誰もがよっちゃん先生のように一生を捧げるわけにはいかない。
ご自分の意志で辞めていかれる方も多いだろう。
それにしても後継者の少なさ・・・
いや、後継者候補はたくさんいる。でもその前に辞めていってしまうのだ。
誰もが続けて行くことは非常に困難だと思う。
誰もかれもが残っても、新陳代謝の良さも売りではあるので、それはそれで困るだろう。私などが危ぶまなくても劇団の方が考えてくれているとは思う。
だからこその、ここ最近の副組長人事の流れだと思いたい。

誰一人かけることなく大切な金の卵。
生まれてすぐにヨチヨチ大冒険に飛び出す者もいるだろう、懸命に飛ぶ訓練をして大きく羽ばたいて行く者もいるだろう、羽ばたくことに疲れ羽を休める者もいるだろう、そして、その場に残り次の者に飛ぶことを教える人もいるだろう。
誰もが大切な大切な存在。

そう感じることが出来るのが宝塚の素晴らしさだと思う。
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by glikoma | 2007-12-22 05:08 | 宝塚

いよいよ。

今週末は非常に忙しい。
月バウ、月DC・・・そして東京大劇場だ。

月組バウ・・・もう1公演取ってしまったぁ。
実はスカステで稽古風景を見た瞬間に買い足してしまった。
ええ、休日ですから結構な値段・・・。
惜しくは無い。だってあの素敵なゆうひさんをもう一度観られるんだからぁぁ。

やっと月組DC2回目。
初日から10日近くたつメンバーがどの様に進化したのか。
私も自分の記憶を辿ったり、他の方の感想を読んで頭を膨らましきっているので、
ドキドキワクワク。今度は寝ないように睡眠もバッチリで。


そして・・・そして、いよいよ花組千秋楽。

最初はともかく、すっかりオサさんの退団なんて無い事かのように
過ごして来た1ヶ月余り。とうとうこの時が来てしまった。
ずーっと東京でも応援し続けた方達とは違って、
少しばかり浦島太郎な気分でもある今の私。
正直なところ余り記事や映像にも目を通していないので、
あんなに大泣きしたのに未だオサさん退団の実感が無い
(実感を持ちたくないというのが本当の気持ちかもしれない)。
当日どんな気持ちになるのか想像もつかない。少し恐いぐらいだ。

終わったら直行で帰る。出待ちはしない。
連れがいるならまだしも、寒空の中待ち続けオサさんを見送る事ができたとしても、
その後、色々な思いを引きずって東京の空の下一人ぼっちで過ごすなんて
耐えられない。寂しすぎる。しかも翌日は仕事だ。
私のお見送りはあの日宝塚ですませた。
そんな私にとって24日はさよならしたはずのオサさんと、宝塚男役のオサさんと
再会できる夢のような日だ。しかもあのジェラールと、キンバラさんと・・・
最高のクリスマスプレゼント。

当日は雨かもとの話しも聞いている。
入り待ち、出待ちをするファンのみなさま、
どうか風邪など引かないよう暖かくして出かけてください。
そしてヘタレな私の分もオサさんを見送ってください。
みなさんのご報告、楽しみにしています。
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by glikoma | 2007-12-21 07:32 | 花組

いろいろ宝塚。

週末の観劇まで少し時間があるので、つらつらと。

「うたばん」録画し忘れた・・・。
とゆーか、私的にヅカのテレビ出演については、スマスマとFNSで
満足してしまったので、後の細かいのはチェックしない予定。

・スカステ雪組録音風景。
はーまーこぉぉーー(涙)
ハマリンコ先生がソロで「愛について」という歌を歌っていた。
嬉しい! 水5も楽しいけど、ハマリンコ先生がいなくて寂しくって・・・
この曲は芝居のかな?
役柄が神父でどうなんだろーと思っていたけど、レオン神父楽しみ!
最後にカメラ目線で少し恥ずかしそうに笑うハマリンコ先生・・・可愛い。


・グラフ1月号

巻頭のきりやん、格好いい〜。白い衣裳の見開き写真がいいなー
各組トップの着物写真はそれぞれの個性が出ていておもしろい。
タニちゃんがタニちゃんで可笑しい。こんな衣裳、他の誰にも似合わない。
唯一無二の人だなー。好きだー(笑)
そして最後まで見て“あれ?オサさんがいない”とまた最初に戻って
捜している自分に気づいて・・・(涙)

星組公演写真。とうこさんやっぱり格好いい。
ショー最後、黒燕尾のチエちゃんがセンターで踊るところの
つま先で“ツン”と立つステップというかポーズ好きだったな。

中見開きの蘭とむも格好いい〜。公演で痩せた直後か、顔がスッキリしてますねー
前髪は前に流している方が好きだな。

そして「Look Back 1991」。77期ってすげー(笑)

ゆみこちゃんのポスターも大人っぽくてイイな。えくぼが可愛い。
ゆみこちゃんも前髪下ろしている方が好きだ。


・これからの公演チケット

コムちゃんの「トライアンフ・オブ・ラヴ」は意外とすんなり取れた。
やはり、平日だからかな。蜘蛛女を経てすっかり女の子になったコムちゃんに
会えるんだろうか?いや、コムちゃんはコムちゃんのままなんだろうな。
私は好きな人がOGになったのは、コムちゃんが初めてで、コムちゃんだからこそ
なのかもしれないけど“こんなに違和感無いのかー”と驚いている。
いくら男役から女優になるとはいえ、その人自身が変わるわけではないので
それも当たり前か・・・と思いつつ、在団中より“格好いい!”と思う
ワタルくんの例などもあったりして、おもしろいものだ。

梅芸先行全滅の『赤と黒』。ダメもとで応募したぴあ先行の千秋楽が買えた。
しかも結構前方席。やっぱり、平日だからかな?

一応先行で抑えておいた宙組公演の席がどれも微妙でちょっと複雑。
こんな事なら直接買いに行けば良かったなー・・・
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by glikoma | 2007-12-20 23:59 | 宝塚

ディオニュソス〜「ツァラトゥストラはかく語りき」

『A-“R”ex』のキーパーソンは、ディオニュソスだろう。

というわけで、次回観に行くまでに時間があるので少し
ディオニュソスについてWiki巡りをしてみた。
途中で頭が“ボン”と火を噴きそうになりながら(笑)

あっ、最初に言っておきますが哲学を勉強した方には鼻で笑っちゃう内容です。
そして全てのソースは『Wikipedia』からです。私の曲解もあるかと思うので、
正しい内容はぜひ各『Wikipedia』の項目をご一読ください。

ディオニュソスはご存知のように、ギリシア神話の十二神の一人とされる神。
豊穣の神。ローマ神話で呼ばれる“バッカス”としての名の方が有名だと思う。

そのディオニュソスの名を使い思想を説いたのが、名前だけは聞いたことのある、
哲学者フリードリヒ・ニーチェだ。(ニーチェはギリシア哲学から深い影響を受けているそう)彼はディオニュソスとアポローン(同じく十二神の一人)を対照的な存在として捉えた。著作『悲劇の誕生』では、“造形芸術をアポローン、音楽芸術をディオニュソスに象徴させ、悲劇(および劇文学)を両者の性質をあわせ持った最高の芸術(文学)形態である”と語っているそうだ。
思想的には、ニーチェ自身はディオニュソス的部分を肯定している様に感じる。

“陶酔的で激情的、狂乱の神ディオニュソスに対し理性的で知性的なアポローン”
アポローン=アレックスではないけど、この様な対比関係はディオニュソス=アレックスに通じるものがある。表と裏。影と光。この二人がいて物語が生まれる。

そして、そのニーチェの思想に「永劫回帰」というものがある。
これは彼の著作『ツァラトゥストラはかく語りき』の中で提唱された概念(だそう)。
ちなみに有名なワーグナーの「ツァラトゥストラはかく語りき」は、この本に触発されて書かれたものだそうだ。へぇー(笑)
(また、ニーチェ自身もワーグナーに傾倒していた)

“「永劫回帰」とは、今生きている人の人生は1回きりではなく、経験したすべての瞬間出来事がまったく同じ様に(今生きている生が)永遠に繰り返される、という思想”「輪廻転生」とは違い、dvdを繰り返し再生する様にまったく同じ生が何度も何度も繰り返されるということらしい。
なかなか突っ込み所満載の思想ではあるけれど、例えどんな人生でも永久に繰り返され生きなければならないのだとしたら、自身の生き方を思わず省みてしまうな(笑)

『A-“R”ex』の中にある“回帰”と「永劫回帰」は、また違うと思うが
繰り返される人生について考えさせられるところが似ている。

人生は永遠に繰り返されている。
それでも人はそれにあらがい、自分の道を求めて模索し続けるのだ。
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by glikoma | 2007-12-19 12:22 | 宝塚

二つの物語を観て思うこと。

『A-“R”ex』と『HOLLYWOOD LOVER』
同じ組のまったく違う二つの物語を観て思うこと。

『A-“R”ex』はスキルが違うと感じた。

普段、宝塚の人達が身につけ、訓練しているスキルは
『HOLLYWOOD LOVER』的なものだ。
そして、宝塚を普段観る人がより求めているものも。

宝塚的なスキルがロープレで言う所の“魔道士”みたいなものだとしたら、
『A-“R”ex』で必要なのは、“戦士”のスキルなんじゃないだろうか。
もちろん、最低装備でも戦うことは出来る。
“美”という最強の武器も兼ね備えている。

まぁ、中には“戦士”スキルも持っていてガンガン戦う人もいたけど(笑)


元来のスキルを駆使出来るうえ、より強固な装備を持つ“魔道士”達が登場する
『HOLLYWOOD LOVER』は本領発揮の素晴らしい戦いだった。

ただ・・・苦戦を強いられ、ボロボロになったとしても
『A-“R”ex』の“魔道士”達は“戦士”のスキルも身に付けることができた。
次にまた“魔道士”として戦う時、彼らは新たな強さを身につけている。
それは凄いことなんじゃないかと今日『HOLLYWOOD LOVER』を観て改めて思った。

『HOLLYWOOD LOVER』の世界にどっぷり酔いながらも、
あの荒涼とした『A-“R”ex』の世界に早く浸りたくもなった。

そして、それぞれの場所で、それぞれのスキルを磨いた“魔道士”たちが
一同に集う次の戦いが楽しみだ。
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by glikoma | 2007-12-19 00:01 | 宝塚

大空祐飛に包まれる。『HOLLYWOOD LOVER』

いつの間に大空祐飛という人はこんなに懐の深い人になったんだろう。

『HOLLYWOOD LOVER』マイ初日。
観てまいりました。

ステファーノ・グランディの深い深い包容力に酔いしれた。
愛する人を、愛していた人を、友を、クルーを
そして、恋敵までを包み込む深さ。
それは、役柄としての包容力だけではなく大空祐飛自身の大きさ。

その包容力は舞台全体を包み込み、観客席をも覆い尽くした。
何ともいえない心地よさと安堵感。
私が今まで大空祐飛という人に勝手に感じていた思いは、むしろこの逆だった。
何とも言えない居心地の悪さ。
恵まれた容姿。安定した実力。なのに何かが物足りない。
・・・上手く言えないけれど、熱みたいなものだろうか。
どんなに熱い演技をしていても、芯には揺らめく蒼い炎がある様なイメージ。
それが魅力でもあるのだけど・・・

そんな彼女が真ん中に立った時、そこにあったのは溢れんばかりの光や輝きだけでなく
どこまでも深く優しい暖かさだった。
景子先生が彼女の為に書いたというこの物語。
ステファーノ・グランディは、今の彼女でもあるんだろうな。
同期トップを支え続け、自身も円熟してきた今の大空祐飛の魅力そのもの。

大空祐飛のステファーノ・グランディは、どこまでも格好いい。
立ち姿も、踊る姿も、歌う姿も、慟哭する姿すらも目眩がするほど格好いい。
今、華やかな大人の魅力を持つ数少ない一人だろう。
出来れば大劇場の真ん中に立つ姿も観てみたい。
でも、このバウという濃密な空間が似合う人でもあるなーと思う。

そして、あいちゃんが美しすぎる。衣裳がどれも素敵でウットリ。
衰退するハリウッドの大女優という役柄がぴったりの儚い美しさ。
ローズという女性の脆さや危うさ哀しさを体現していて、ゆうひさんとの並びが
とにかく絵のように美しい。一幕終わりの二人のラブシーンは本当に映画のよう。
ティリアンとうこさんのあの生々しいラブシーンとは180度違うけれど、
どちらも素敵(笑)

今回、娘役さんの扱いがとても良い。
どの役もおざなりではなく、それぞれの心情に感情移入できる。ステレオタイプでは
あるけど、とにかく“いい女”がたくさん出て来るのが小気味良かった。

きっと、始まった時から男の心が自分に無い事を悟っていたであろう賢いモニカ。
その賢さ故にステファーノに自分をさらけ出すことが出来なかった哀しさを
涼城 まりなちゃんのモニカに感じた。
マギーもまた、夢を諦めた哀しさを秘めながら優しく賢い妻として生きる姿が
ぐっとくる。花瀬みずかちゃんの歌がいい。
狂言回し的な、憧花ゆりのちゃんのヘッダ・ホッパーがクールで格好いい。
そして、シーラ・グレアム五峰亜季姉さん。
為所が無くて勿体ない役ではあるけど、まゆみ姉さんならではの懐の深さに
安堵感がある。そして何より懐かしいシーラ!

男性陣はどこか偏った感じの人が多い気がするのは気のせい?
そんな中、そのか演じるカメラマンのビリーは、個性は薄いものの
良き夫、良き父、良き友としておだやかな魅力があり、今までの彼女に比べて
大人っぽくなったなーと感じた。声は時々甲高いけど(笑)
リチャードはるひさん。踊る姿がすごーーく格好いい!
あの長身を発揮したダンスは素敵。芝居は惜しい!私としては、後ほんの少し
抑えた方がリチャードの哀しさがもっと出たんじゃないかなーと思う。
でも、とても痛く切ない人だった。ゆうひステファーノがどこまでも広く痛さの
無い人なので、リチャードはとても美味しい役だと思う。あひるさん期待!
ラストは、彼にとってはハッピーエンドなのか・・・。
そして、それを影で・・・?の越リュウ様のレイは、ほとんど書かれていない
感じだけに色々想像が膨らむ人物だなーと。非常にクールで格好いい。
麻月れんかくんのサムはほっこりキャラでなかなか良かった。
(声は甲高いけど差ほど気にならなかった)ラストの彼の言葉に涙が出た。
ソルーナさんのダメパパも切ない。
とーやんは良かったけど、想像した程の出番では無かったかな。
彼とおかまのヘアメイク(だ、誰?)さんは端っこにいても立ち姿から
役になりきっていて、時々目の端に入って来て主張するから可笑しくて困った(笑)

物語はよくある話し。あらがうことが出来ない運命。暗示された悲劇。
ラストに向かってただただ転がって行く。
でも美しい。宝塚で観ることができる最高の美しさがあると思う。
ただその美しさに酔いしれればいい至福の時間がそこにはある。
じーんとするけれど、泣く程では無いか・・・と思った瞬間
ステファーノの慟哭。
私の目からも止めどなく涙がこぼれた。


フィナーレ、私が苦手とするリフトですら美しい。
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by glikoma | 2007-12-18 23:13 | 宝塚


人生もとっくに折り返したというのに宝塚と出会い軸道修正を迫られつつも猫とまったり暮らす日々。glikoma508@yahoo.co.jp


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